黒毛和種(いわゆる黒毛和牛)は、日本が誇る肉牛ブランドの品種です。ただし、近年では餌代の高騰、後継者不足など、黒毛和種を取り巻く環境は厳しくなっています。そこで、我々は黒毛和種の飼育の効率化を目指し、黒毛和種の体型を中心としたデジタル化を進めています。
牛のデータは茨城大学農学部附属国際フィールドセンター(附属農場)・小針研と共同で収集しています。附属農場では、黒毛和種の子牛の出産から300 kg程度まで成長させて出荷する繁殖生産を行っています。
これまでに行った研究は、3次元カメラを用いた分娩タイミングの推定や、体型評価などです。