創薬や機能性食品の評価のためには動物実験は欠かせません。動物実験のなかで、行動実験というものがありますが、その中でもマウスの巣作り行動は、マウスのストレスレベルを評価するための指標として用いられています。ただし、現状ではマウスの巣作り行動は目視によって評価されることが一般的であり、客観性に欠けるという問題があります。そこで、我々はマウスの巣作り行動を3次元計測し、デジタル化することで、客観的な評価を可能にすることを目指しています。
マウスの巣作りデータは豊田研と共同で収集しています。
下の図は、マウスの巣作り行動を3次元化したものになります。左側は実際の色付きの3次元点群、右側は高さを色で表した3次元点群になります。AからD(aからd)に向けて巣を作成する様子が3次元的に観察できます。