研究 > イチゴのデジタル化

イチゴは日本の代表的な果実的野菜であり、各地で様々な品種が作成されており、世界全体の品種の半分以上が日本のものだという説もあるそうです(農林水産省)。

我々が世界トップレベルに美味しい多様な品種のイチゴを味わうことができるのは、品種改良に取り組んだ先人たちと生産者の大変な努力の賜物です。

イチゴの品種登録のためにはさまざまな審査基準がありますが、形状についてはまだまだ目視にたよっているところがあり、デジタル化が進んでいません。そこで、我々はイチゴ3次元形状のデジタル化を進めています。

イチゴのデータは望月研と共同で収集しています。

下の図は、イチゴの生育を3次元化したものになります。3次元計測したデータをもとに、審査基準で評価される草姿、葉大きさ、葉の形状、また生育状況の指標として、しおれ具合や病徴の指標となる葉の巻き具合を定量的に評価することを目指しています。

イチゴ群落の作成したCGモデル(左)と3次元スキャニングデータ(右)
イチゴ群落の作成したCGモデル(左)と3次元スキャニングデータ(右)